私はこれまで色々な媒体から得た情報や 実際に実機を触った印象を総合した結果、 今回のiPhoneは見送ることにしました。
もちろん、
「iPhone6/6sボディ背面のDラインがダサすぎて、見るたびに吐き気をもよおすからDラインのないiPhone7じゃなきゃ嫌!」
とか
「自撮り命だからフロントカメラの画素数がどうしても700万画素欲しい!」
とか
「iPhoneをよくトイレに落とすからお守り的な耐水でもいいから欲しい!」
とか
「ガジェットオタクだから最新のiPhoneは買って当然!最新こそ最良!」
というように明確な購入理由が答えられる人はiPhone7を買うべきだと思います。
今回の記事はなくなんとなくiPhone7の購入を迷ってる人に 私が購入を見送った理由を紹介するものになります。
せっかく買った新しいガジェットのネガティブな戯言なんて読みたくないと思いますので、 iPhone7をお持ちの方はブラウザの「戻るボタン」でお戻りください。
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購入見送りの理由は以下の5点です。
1) 防水じゃなくて耐水
2) シャッター音やスクショ音が引くほどでかい
3) イヤホンジャックが無い
4) FeliCaチップ搭載したのにnanacoとWAONに対応していない
5) 分解しにくい
詳細を順に記します。
1) 防水じゃなくて耐水
iPhone7を紹介する雑誌にIP67等級の防塵防水対応だから、 風呂でも使えると書いてありますがそれは嘘です。
IPx7は確かに水深1mの水中に30分水没していても大丈夫という耐水性能を表していますが、 出荷時にそうであるというだけで、永続的に維持されるものではなく日々の使用で耐性が低下する可能性があります(by公式ページ)。
その他にも公式ページには「泳いだり入浴したりシャワー当てたりするな&水濡れで故障した場合保証対象外よ♪」とも明記されています。
http://help.apple.com/iphone/10/#/iphbbe12ba1
一瞬水の中に落としちゃったときに死亡するリスクが減るくらいのものだと考えた方が良いです。
なので、毎日風呂で使うとか、汗だくになるライブ参加時にポケットに入れておくなんてもっての他です。
濡れることが想定されるシチュエーションでは、ジップロックや防水ケースに入れて使用しましょう。
これじゃあこれまでのiPhoneと変わらないじゃないかって? その通りです。
iPhone7ではイヤホンジャックや物理ホームボタンを廃止してまで耐水性能を付与しましたが、 水絡みで故障した時に補償してくれるわけじゃないので結局気休めでしかないんです。
2) シャッター音やスクショ音が引くほどでかい
iPhone7ではスピーカーが強化されており、これまでのiPhoneよりも力強いサウンドを楽しむことができますが、 残念なことにシャッター音やスクショ音も過去最高レベルに力強いものとなってしまっています。
iPhone5sから6にしたときも、「シャッター音うるせぇ。飲食店じゃ無音カメラアプリ必須だわ。」と思いましたが、 そんなiPhone6よりもはるかに大きな音です。
しかもこれまで使えたミュージックアプリを使って音を消す方法は使用できません(iOSの問題だけど)。
これ↓
ミュージックアプリ起動→音量0で何か再生する→ホームボタンでミュージックアプリをバックグラウンドへ→カメラアプリ起動→写真を撮る
・対策
a) Live Photosで撮る
画面上部真ん中にある三重丸をタップするとLive Photosモードになり、 シャッター音がピコッという動画撮影開始時に鳴る控えめな音に変わります。
Live Photosは撮影した前後1.5秒の動画を残すモードです。
そのままだと容量を食って仕方ないので、動画が不要な場合は静止画に変換しましょう。
やり方↓
Live Photosを写真アプリで表示→画面左下の共有ボタンをタップ→複製→静止画像として複製
b) スピーカーの設定いじる
下記設定にすると音が本体右下のスピーカーからしか出なくなるので、 そこを指で塞ぎながら写真を撮ることでシャッター音を抑えることができます。
やり方↓
設定→一般→アクセシビリティ→オーディオ音量バランスを左へ
c) 無音カメラアプリ使う
私はStageCamHDという無音アプリを使用していますが、 無料版で撮影可能な解像度は2592x1936までで、 それよりも解像度を上げたい場合は課金が必要です。
他にもいろいろ無音カメラアプリはありますのでググってみてください。
d) iOSいじる
脱獄アプリが出てくるのを待ってください。
自己責任で。
3) イヤホンジャックが無い
発表された時点でさんざん批判されてきた変更点ですが、 やっぱりイヤホンジャックはほしいです。
変換アダプタなんてすぐに無くしてしまうよ。
iPhone7では変換アダプタが無いとイヤホンが刺せなくなるだけではなく、 イヤホンジャックに刺して使うタイプの自撮り棒も使用できなくなります。
Bluetoothリモコンのものに買い替えるか、タイマーで使用する必要があります。
これまで使えていたものが使えなくなるというのはやはり不便です。
4) FeliCaチップ搭載したのにnanacoとWAONに対応していない
iPhone7からFeliCaチップが搭載されたことにより、Suica等のお財布ケータイに対応します。
私もお財布ケータイ対応と聞いたときは喜びましたが、 よく確認してみると現状対応するのはSuica, iD, QuicPayのみです。
nanacoやWAONが使えないとちょっとねぇ。
5) 分解しにくい
耐水対応にするため、iPhone6sまで使われていなかった接着剤が端末内部に使用されています。
それにより分解の難易度が上がってしまいました。
同時に新しい型のネジ(三点ネジ)も採用されてしまったので、 気軽にばらしてバッテリー交換やFelicaカード内蔵といったことがしにくくなりました。
分解したらただでさえ気休めの耐水性能が劣化しそうという心理的なハードルもできちゃいましたね。
参考URL
以上、私がiPhone7/7Plusの購入を見送った理由でした。
購入を迷うくらいなら買わなくていいのでは?と思います。
そういえば、iPhone7ではホームボタンが物理ボタンからタッチボタンに変更されていますが、思ったより違和感なく使えました。押せてないのに押せているような不思議な感覚です。
ただ、このボタンは手袋してたりすると押しても認識してくれないので要注意です。
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